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70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

杉河内 (久大本線) 1986

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1986年の夏前から1年と少しの間、福岡に暮らしたことがある。
当時契約していたクライアントの関係で、その春からそこでの仕事が増えたのである。週に4日の滞在は要したから、しばらくするとホテル暮らしも飽きて、経費面から検討しても住んでしまった方が得策と考えたのだった。なにより、そこでの賃貸料は驚く程に安かったのである。東京でのベースも維持しつつ、桜坂と六本松の間くらいのワンルームを借り、赤坂にあった提携先の事務所兼スタジオまでは徒歩である。
都内での仕事がなければ、その週をそこで過ごして鉄道を撮りに往っていた。九州島内の鉄道は、北海道通いに忙しく、その昔に一週間程で一周したのみで、それは今で云えば「乗り鉄」旅に近く本格的には撮っていないのだった。
非電化線区好みの機関車屋なので、自ずと足は博多からも遠く無い久大本線に向かうことになる。当時そこには、客車はとっくにオハ50系列に置替られていたけれど、10本程のそれが走っていたのである。
中でも玖珠川が峡谷を刻む天ケ瀬の前後区間が気に入って、幾度か通ったものだった。

杉河内は、ここで玖珠川に合流する山浦川の谷を遡った杉河内集落の便を図って戦後に開設された無人駅で、急峻な斜面に辛うじて乗降場の設けられていた。駅前には玖珠川に張り出すように大門観光ホテルが建てられていたけれど、民家はなかったと記憶する。
そのホテルのレストラン(兼ドライブイン)は早朝から営業しており、日田方面からの始発を降り立って、ここで朝食を摂ってから国道210号線を第九玖珠川橋梁へと移動するのを定番にしていた。

写真は、その第九玖珠川橋梁上の623列車大分行き。
この位置は、国道から結構な比高があって崖をよじ登った覚えがある。途中に長い隧道の在って線路歩きは避けたゆえである。
DE10は、やはり暖房の蒸気を纏う季節が良い。

[Data] NikonF3P+AiNikkor50mm/F1.4S 1/250sec@f5.6 Fuji SC48filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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