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70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

林崎 (五能線) 1971

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林檎の果樹林のただ中にある乗降場のみの駅である。
ここも奥羽本線の撫牛子などと同じく、1935年4月15日に鉄道省仙台鉄道局が弘前近郊でのガソリンカーによる頻発運転を開始した際に設けられた、所謂ガソリンカー駅の一つであった。→撫牛子 (奥羽本線) 1980
この時、対象区間の川部-五所川原間には、他に津軽湊/陸奥亀田/掛落林の同駅が設けられたが、燃料事情の逼迫による1940年11月1日の運転停止により廃止となる中で、ここのみがそれを免れている。事由は調べ得ていないけれど、藤崎町林崎と板柳町飯田の集落を結ぶ農道と五能線との交差位置に設置され、その両集落からの利用が可能で、乗降客の多かったのであろうか。アジア太平洋戦争末期の不要不急駅としての休止を経て、戦後には復活を果たしてもいる。

藤崎町役場に伺うと、ここは設置当時より周囲には林檎農園が広がっていたようである。
もう40年近く前の話なので白状してしまえば、この時撓わな林檎を数個失敬したのである。食費も切り詰めた貧乏旅行の腹の足しにと、重さも厭わずだったのだが、それはまだまだ青くて酸味の強過ぎ、とても食べられなかったのだった。

写真は、林崎を発車した混合1725列車、弘前行き。
貨物車が客車前位で、しかもそれの組成両数の毎日に異なる中で、ガソリンカー駅出自の短い乗降場に停車位置を合わせるのは至難の業であったと思う。
曇天で岩木山も望めずに、この方向で撮っている。もっとも、それは画角外左手になるのだが、果樹林に囲まれて高い足場の無いここでの組合せは難しい。

[Data] NikonF+P-AutoNikkor50mm/F2  1/125sec@f8  Y48 filter NeopanSSS Edit by PhotoshopLR3 on Mac.
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