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70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

福来信号場-焼石 (高山本線) 2007

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下原ダムは飛騨川(益田川)の景勝地、中山七里に位置して、その景観保存から常時放流を行っている。常用洪水吐を持たない越流型のダムであり、平水時には7門のゲイト中、第2から第4ゲイトのどれかを開放している(付番は左岸側から)。押し黙って水を湛えるダムと異なり、水流が賑やかではある。
この方面には門外漢なのだが、23.9メートルと然程に高く無い堤体高に常時に満水に見える水位は、平水時でも5センチ内外で、時には10センチ近くの範囲で常に変位を繰り返しているのである。この貯水湖の水際まで降りて三脚を立てた折り、水面に浸ったそれの脚先を見ていて気がついた。知らぬ間の上昇には、そこへ伝った通路の水没も想定し、慌てて背後にエスケイプ路を確認、バックパックだけでも石垣上部まで避難させたりしたものだった。果たして、ロールゲイトはそれほどに細かく操作されているものか、或は流入水量とはそのように常に変動しているものなのか、総貯水容量の2,936,000立方メートル、35ヘクタールの堪水面積の水位を動かすには余程の水量変動を要するとも思えるのだが、とにかくにも意外な事実であった。識者のおいでなら御教授いただけるとありがたい。ちなみに当日の天候は安定した晴天。上流域での降雨などなかったと思う。2時間程の撮影を終えての引揚げには、案の定往路に使った水際の通路は水面下に没していた。

此処での核心である第二境平橋梁(l=134M)上の列車は、9両運行の30D<ひだ10号>。
この列車での、ここまでの増結は珍しい。
水際から転じてゲイト巻上機の設置されたダム天頂通路からのカットである。
国道41号線に接した堤体付近にはフェンスが張られ、立入りを制限しているに見えるのだが、「当個所に御用の方は下記にご連絡下さい」とダム管理所の電話番号の記された標識のあるのみにて「立入禁止」の表示は無い。実を云えば、天端は通行が認められており、フェンスには鎖錠されていない隠し扉が設けられている。地元の人さえ知っていれば良いこれには、このダムの計画された1930年代当時、左岸側にも人家の存在し、ここに通っていた渡河路の水没と引換えに堤体を通路として認めた経緯がある。現在にも対岸の山へと通う人もおり、一般の無闇な立入りを避けつつも地元との契約をも果たす苦肉の策と云えよう。
鉄道屋は、そのおこぼれで立ち入らせて頂いているに過ぎないことを忘れてはならない。礼儀としてダム管理所に電話にて目的外立入りの了解を請うべきである。

[Data] NikonF5+COLOR-HELIAR 75mm/F2.5SL 1/250sec@f4 C-PL filter Ektachrome Professional E100GX [ISO160/0.5EVpush] Edit by PhotoshopLR5 on Mac.

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コメント

Re: 高山本線

こんばんは、影鉄さん。
往かれましたか、高山線。
私が勝手に高山北線と呼んでいる宮川の谷は良いですよ。
飛騨細江から笹津まで撮り処が一杯です。
収穫の多い撮影行でありますように。

  • 2014/06/23(月) 22:55:00 |
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  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

高山本線

こんにちは。
高山本線、先日自分も初めて撮影に出掛けました。
国道41号線は何度も通った事があり鉄道風景の素晴らしさは以前から分かってはいましたが、カメラ持参で出掛けてみると車で通っただけでは気が付かない美景ポイントが多く、これ程とはと完全に脱帽です。
来月は宮川沿い撮影行を予定しています。

  • 2014/06/22(日) 10:20:09 |
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  • 影鉄 #-
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