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70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

佳景山 (石巻線) 1972

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佳景山は、小牛田-石巻間が仙北軽便鉄道として開業した際に設けられた停留場である。

ここでの停留場とは、停車場の内、場内/出発信号機を有しないものの区分で所謂棒線駅を差すのだが、この鉄道の建設根拠となった軽便鉄道法(1910年法律57号)にも同法施行規則(同年内閣令12号)にも定義されておらず(同法に準用規定のある私設鉄道法にも無い)、その根拠は曖昧である。
何れにせよ、ここは開業時からの正駅で、1919年4月1日付での国による買収/国有鉄道編入時に停留場を脱しているのは、実態の変わった訳でなく、そこの建設規程にこの名称が存在しないゆえであった。

この駅の周辺に「佳景山」の地名も存在しない。それは、その北端がこの駅で尽きる小高い丘陵である「欠山」に由来している。それを中国雲南省あたりに在りそうな地名に読み替えた人物を知り得ないが、洒落であろうか、云い得て妙ではある。
欠山は、この平野に島のように浮かぶ標高は91.7メートルの南北に3キロ程の丘陵で、狭義にはこのピークを「欠山」と呼ぶのであろう。
ここの北端の30メートル程の丘に登ると、眼下に佳景山を見て前谷地方/鹿又方とも眺望が利いた。加えて、その麓を横切る線路には、些細な距離だけれど最急10パーミルの勾配が在って上下列車ともに力行してくれたのだった。

写真は、鹿又からの直線区間に白煙をなびかせる860列車。なにやら雄大な風景に見えてしまう。
この線の貨物運行は、女川港への2往復に加えて、仙石線石巻港に所在の製紙工場の製品輸送列車が多数設定されて、効率の良い撮影が楽しめた。これは、今のDE10牽引のコンテナ列車にも引き継がれる。

[Data] NikonF+P-AutoNikkor50mm/F2  1/250sec@f5.6 Y48filter  NeopanSSS  Edit by PhptpshopCS3 on Mac.
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