FC2ブログ

70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

下呂 (高山本線) 1988

gero_04-Edit.jpg

駅で入手した下呂温泉の観光パンフレットには、益田川の両岸に開けた温泉街全景の俯瞰写真が表紙にあしらわれていた。そして、パンフレットのレイアウト上のことであろうトリミングラインに残るのは、高山本線の第六益田川橋梁に違いなかった。早速に持参の五万分の一地形図を参照すれば、おそらくは下呂駅前から益田川右岸を上流に向かう県道88号線の釜ケ野集落から分岐する林道からの撮影と推定され、それは70年代までは無かったものだ。予定を変更してそこを1時間程かけて登ったけれど、周囲は樹木に遮られて下呂市街を見下ろせる場所は見つけられなかったのである。
カットから見て取れる高度とパースから可能性は薄いとは云え、さらに県道を禅昌寺近くまで進んだ上田地区から柿坂峠へ向かう林道とも考えられ、帰宅後に発行元と記載の下呂温泉観光協会へと問い合わせると、古い写真ゆえはっきりしないが下呂観光ホテル裏手あたりからとの返事ではあった。確かに見下ろした角度はそれらしく見える。けれど、駅近くからも見上げられるその建物の上方の足場らしき位置には覚えはなかった。
次の高山線往きに再び下呂を組込み、下呂観光ホテルへの坂道を上り広い駐車場に立てばその答えは直ぐに知れた。伐採地である。その裏手の垂直にも見える斜面は前記の林道ラインの近くまで、既に成長した植林地となっていた。おそらく、そこの伐採当時もしくは植林のなされた直後に撮影されたカットだったのだろう。杉の苗木の生長は早いから4・5年も経てば人の背丈を超える。
こういうこともある。気を取り直してホテルのフロントに許可を請うてから駐車場の外れに立ったのだった。

高度はちっとも稼げないが、温泉街を背景にした第六益田川は捉えられる。
列車は708D<のりくら8号>。後部2両が富山始発、キロ28を含む4両は高山回転編成である。
1986年11月改正以降、基本4両編成は岐阜方1号車をキハ65としてキロ28の2号車を所定としていた。キハ58初期車やキハ57の廃車にともなうものだが、その組成順は夏期に騒音源となるキロ28の冷房用電源機関の使用停止を意図した措置である。

[Data] NikonF3P+AiNikkor105mm/F1.8S 1/500sec@f4 Fuji SC42filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopLR4 on Mac.
関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://monochromeyears.blog.fc2.com/tb.php/124-0f14c565
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)