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70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

面白山信号場-山寺 (仙山線) 1980

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仙台からの仙山線始発は7時近くで遅く、紅葉川の渓谷区間で朝から撮ろうとすれば早朝の山形に降り立つ必要があった。北海道への周遊券でその経路とするには、福島から仙台までの羽前千歳経由乗車券の別途購入を要したけれど、行きがけの駄賃には釣り銭の出る気がしていたものだ。
この線区は仙台と山形の都市間連絡線ばかりでなく、その先の新潟や酒田とも結ぶ地域幹線としても機能していたから、長編成の気動車急行に455系の電車急行、ED78の牽く旅客に貨物、さらには気動車の普通列車も通過してルーラル線区らしからぬ存在だったのである。

山寺から面白山乗降場へは、今、山形市道所部紅葉川線となっている紅葉川林道を歩いていた。千手院観音の大屋根を戴く集落の佇まいを遠目に眺められたからだが、所部集落を過ぎて棚田を登った先で所部沢を上流へ迂回して、鉄道撮影の目的には余計に歩かされた。
山道へ急いで、その千手院前を通過する紅葉川右岸を選べば、通り過ぎるには惜しい集落風景を歩いて、これも棚田脇を登ると山峡に入り、天童高原への林道を分けて第二紅葉川橋梁下を通り紅葉川林道に合流していた。この先で、林道は再び分岐するのだけれど、一方は渓谷の水流へと降りる道で鉄道屋には無縁だった。
この紅葉川林道は、その随所から仙山線の線路を眺められ、朝に山寺を降りて午前中を里の区間で午後から山峡に入って夕方に面白山に至るか、あるいはその逆経路で一日を過ごすのを定番にしていた。新緑と深緑に、紅葉黄葉の頃、何処からとも無く沁み出す清水に濡れた林道を踏み締めながら歩く凛とした空気感は忘れられない。

第一紅葉川橋梁を見下ろす尾根のあたりから上流側を眺めると、深山の趣の線路が見通せた。
実際に渓谷の深山に違いなく、盛夏に砂防ダムの水流を見るこの画角は、水の風景である。
列車は827列車、山形行き。軽軸重に交流回生制動のED78は、この線区の運転用に新製された機関車である。

[Data] NikonF3HP+AiNikkorED180mm/F2.84S 1/250sec@f8 Y48filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopLR4 on Mac.
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