70's/80's Monochrome Age and Years of Ektachrome film

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福井駅前 (福井鉄道・福武線) 1986

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普通の鉄道線路を往く路面電車、軌道法で云うところの新設軌道区間には惹かれたものだが、その逆のケースも札幌には無いものだっただけに多いに興味をそそられた。すなわち、路面区間に乗入れて来る鉄道線車両のシーンである。東京でも、その外れの二子橋に66年まで東急大井町線の例があったけれど、間に合っていない。
だから、写真では見ていた名鉄犬山線の犬山橋を実見した際には、撮影も忘れて眺め入ってしまった。そこには、キハ8000系列の気動車列車までもが自動車を押しのけてやって来たのである。

ここ、福井鉄道の福井駅前は橋上ではなく、駅前商店街の真ん中である。福武線の武生新起点18.1キロにある鉄軌分界点から田原町まで、市役所前で分岐して福井駅前までが、「鉄軌分界点」の名のとおり軌道法に準拠して道路上に敷設され、武生新からの鉄道線列車が乗入れていたのである。
高山本線からの帰路を米原経由しておけば、当時に仮住まいの福岡へも新幹線で直行出来たから、このルーラル私鉄には何度か立ち寄っていた。同じ電化区間なら鳩原のループ線よりここだったのである。神明や鳥羽中あたりの情緒ある街並の鉄道線区間も良かったけれど、やはり軌道線は欠かせなかった。

写真は、市役所前でスウィッチバックして分岐線に進入して来るモハ120形(122-1+122-2)編成。僅か500メートルばかりを、狭い路面に溢れる自動車との接触を避けるように低速でゴロゴロとやって来る。
福井駅前の電停に到着すれば、ドア開きとともに長いステップが降りて、高床の鉄道線車両への乗降は近年のバリアフリーとは対極にある光景だった。
なお、この分岐線は福井駅高架化にともなう駅前整備に関連して、2003年に本線より分岐した直後の位置からが単線化されている。

ところで、去る2013年3月29日の報道によれば、福井市の提案による分岐線の福井駅駅前広場への乗入れ計画は、この駅前通り商店街の理解し難い理由の反対(*)もある中で、現在線を延伸して左折しバスプールと並行に停留所を設置するプランでの実行が決まり、2016年の開業を目指すそうである。一方では田原町でのえちぜん鉄道との相互乗入れも2015年実施が決定して、両線のライトレイル化が一挙に進むことと思う。そうなれば、再び鉄道線区間を撮りに往かねばなるまい。もっとも、2005年度以降には廃止された名鉄美濃町線から路面電車タイプ車両が大量に入線して、普通の鉄道線を往く路面電車は先取りされている。

(*) - 電停の遠くなることでの集客への影響や交通渋滞の発生による商品搬入の不便を理由としているが、商店街への停留所存置を要求するでなく、対案には中央大通りへの移設を提出している。要するには、この機に乗じての従前からの主張である駅前通りからの軌道撤去を実現したい訳である。
そこがトランジットモール化されれば、どれだけ街に潤いと集客をもたらすのかを、ここの商店主達は想像出来ぬらしい。

[Data] NikonF3P+AiNikkor35mm/F2S 1/125sec@f4 Fuji SC48filter NeopanSS Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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